出身・在校家庭の声

ッツバーグ補習校には娘を年中から高等部3年の夏まで通わせました。年中から通わせたのであまり抵抗もなくすんなり補習校になじんでしまったように思います。毎週日曜日は一日補習校で日本の文化に触れ、日本語の維持にも大変役立ちました。成長するにつれほかの習い事や現地校でのアクティビティが忙しくなりましたが、私は補習校を優先にしてしまった為、娘からはあの時は現地校のイベントに参加したかったと言われたこともありました。それ以来はできるだけ補習校と現地校のバランスを取ることが大切と思い、娘の希望も叶うよう計画を立て、時には補習校をお休みすることにしました。小学部卒業から中等部、高等部へ上がるときは娘にとってこのまま補習校を続けるか辞めるかの決断で悩んだ時期でもありました。結局は続けることになる決定打となったのが、将来大学進学するにあたって補習校での活動が有利になるかもしれないという事と、幼稚部から一緒に勉強してきた同級生の存在が大きかった様に思います。実際、高等部ではAPテストの勉強も取り入れた国語学習を指導してくださったり、プログラミングなど教科書から離れた専門分野を学べる機会を与えてくださった講師の方々の柔軟性に感謝しております。又、幼稚部からの同級生とは一緒に励まし合いながら補習校を通して築き上げた友情は今後も続いていくものと思っています。私にとっても補習校での14年間は娘との共通の話題を持てた場所として大切な思い出の一つとなりました。

(保護者:在校期間 2009 - 2022)


稚部年中から高等部3年生の6月まで、ピッツバーグ補習授業校でお世話になりました。小学部で習った国語や算数は私の学力の基礎になっています。特に高学年になるとクラスの人数が少なくなるため、一人一人が自分の考えを日本語で説明する機会に恵まれ、授業を通じて自分の日本語力や理解力に自信が持てるようになりました。また、補習校は勉強の場だけではなく、自分の日本人としてのアイデンティティーについて深く考え、同じように日本とアメリカ、両方の文化に触れている友達と楽しいことや悩みを共有する空間でもありました。日本の社会や時事問題について得た知識や考えはアメリカの大学に進学した今でも役に立っていますし、日本からの留学生と日本語で会話することもできています。現地校と補習校の両立は決して簡単ではありませんでしたが、通い続けたことに意味があると思っています。(卒業生:在校期間 2004-2017)

学部に2人の子供がお世話になって2年経ちます。

渡米して間もなくの頃は、平日の英語漬けの学校生活でストレスがあったと思いますが、日曜日に同世代の子と思いっきり日本語で話せることで、癒されていたように思います。親も、アメリカ生活での疑問点など、補習校の保護者の方々に随分と教えていただきました。学年が上がるにつれて不安に思う進学についての話も先輩の方々に色々聞けて、本当に貴重な場だと思います。

子供達も親も、補習校を通じての出会いに感謝しております。

(2017年秋 現保護者)

学部と幼稚部に息子2人がお世話になっています。渡米当初、長男は1年生だったため、半年間は自宅にて両親が勉強を教えていたのですが、2年生から漢字の量が増えたため、これ以上は難しいと思い、2年生の最初より日本語補習校に通学することにしました。それに合わせて、次男も幼稚部の年中に通学することになりました。勉強で特に良かったことは、漢字の書き取りです。どうしても両親が漢字を教えても、本人もモチベーションがなかなか上がらず、教えるのが本当に大変でした。しかし、先生方はいろいろ工夫され、本人たちも毎週の漢字テストに向けて、自分から漢字の勉強に取り組むようになりました。また、日記が毎週の宿題であり、それを先生が添削し、返事をつけてもらえていたため、日本語の読み書きはとても上達したと思います。勉強以上に補習校に通わせてよかったと思う事は、学校でのたくさんの行事です。現地校では、運動会、発表会などは一切ないのですが、補習校では運動会や餅つき、書初め、学習発表会など日本にいれば普通に出来る若しくはそれ以上の日本らしい行事をたくさん体験できました。これらは、子供たちにとって大きな財産になったと思います。施設では、現地の立派な校舎を使わせていただき、不自由なく、勉強できているようでしたし、図書館の本の充実ぶりはすごいです。子供たちだけでなく、親も本を借りることを楽しみにし、日本の時より本に関わったような気がします。わたくしたち家族は、ピッツバーグ日本語補習校に通ったことで、より充実したアメリカ生活を楽しむことが出来ました。

(2017年秋 現保護者)

在、2人の子供が補習校でお世話になっております。主人が日本語が全くできず、夫婦間は英語、父子間は英語、母子間は日本語と、英語が優勢な家庭環境なため、いつまで続けることができるのかと不安な気持ちでの入学でした。ですが、我が家のような家庭環境を理解し丁寧な指導をしてくださる素晴らしい先生方や、同様の悩みを持つ保護者の皆様に支えられて、我が子供の目標は「今学期で最後」ではなく「小学校卒業まで頑張る」と変化しております。我が家にとって、補習校は、日本語と日本文化の継承を目的としただけの場所ではなく、子供達が共通のアイディンティを持つ子供達に出会える場所、そして私にとっても日本語で気楽に交流ができる癒しの場所となっています。

(現保護者)

日は現地校での学習、活動が主体で日曜日に日本語補習校があることは子供たちにとって負担であることは間違いないですが、素晴らしい環境下での教育、年次を問わない友達の輪ができること、また親にとっても情報交換、交流の場になるなど数多くのメリットがあります。生徒の退校後も保護者含めて交流を続けている方々が数多くおられて、結びつきの深さを実感しております。

(現保護者)

ッツバーグ日本語補習校に、長男は小学部、次男は幼稚部と一年半お世話になりました。初めてのアメリカ生活において現地校で英語がまだ思うように話せなかった頃、子供たちは補習校に行くと日本語でお友達や先生とストレスなくおしゃべりすることができて、とても嬉しいと言って通っていました。

幼稚部は、入園式や鯉のぼり、運動会に、七夕、お月見に、お天気のいい日はピクニック(中庭でお弁当を食べます)、落ち葉拾いに、クリスマス、お餅つき、書初め、節分、ひな祭り、卒園式...。1年を通して、アメリカに住んでいても日本の文化や伝統行事に触れる機会がたくさんありました。またそれに加え、アメリカのShow and Tellも行い、人前で自分のことを発表し、人の話をよく聞こうとする姿勢も教えてもらえました。

小学部は、少ない授業時間数の中でも、漢字、計算、作文や日記など、とても丁寧に指導してもらえました。現地校と並行して通学する大変さと学年が上がるにつれて漢字や計算などの学習が難しくなり、時にはしんどいな、と思う事があっても、子供たちは同じ状況の補習校のお友達がいるからこそ一緒に頑張ろう...と精神的にも強くなることができました。

図書室もたくさんの本や絵本、新刊も置いてあり、子供たちは日本語の本を読むことを毎週楽しみにしていました。 

帰国した今、子供たちはスムーズに日本の学校の学習に取り組むことができています。また、漢字や文字が丁寧に書けて、日本の担任の先生はとても驚き、感心されていました。これも、補習校の先生のご指導のお蔭だと思います。

保護者は数ある委員や係に各家庭で一つ参加します。分からないことがあれば皆さん本当に優しく教えてくださり、仲良く協力して、子供たちの学校生活がより良くなるために頑張っておられました。英語が得意でない母親の私は、保護者の皆さんや先生方と日本語でおしゃべりできる補習校が心の癒しでした。また、保護者同士、2か国語や3か国語の多国語学習や進路などの悩みや相談、生活の情報交換などもできて、とても嬉しかったです。

一年半と短い間でしたが、本当にお世話になりました。これからも、ピッツバーグ日本語補習校の生徒さん、先生方を遠くからではありますが、ずっと応援しています。 

(2015-2017年 保護者)

も借りられる充実した図書館、保護者間での口コミ情報や相談ごと、不用品や古本を格安で融通し合うバザーなどの「おまけ」要素に加えて、きちんとした授業や宿題による学習、無償配布される正規の教科書など、たくさん良い点が挙げられます。

これらの良い点を差し置いて「これは他の場では中々得難い」と私が強く感じる点は、「日本の礼節を踏まえた集団活動」です。礼節のいくつかは当然米国でもしっかりと身に付きますが(むしろ米国の方が優っている礼節もあります。)、授業を礼で初めて礼で締めくくる、来た時よりも学校をきれいにして下校する、姿勢を正して授業を受ける、敬語や丁寧語を適切に使う等々、和式運動会や学習発表会なども通じて実践できます。友達の長所や短所を自分にも照らし合わせる、つまり「人の振り見て我が振り直せ」は集団活動を通じてでないと実感することが難しいかと思います、私の子供達にこの気づきが芽生えているのかどうかは、さて置き。「2年過ぎ、親の振り見て我が振り直せ - 詠み人知らず」 

(2017年 秋 小1・小5の現保護者)

供が補習校に通いだして4年目になります。今でもはじめて補習校へ行って事務所で手続きをした時のことを憶えています。慣れない海外生活がはじまった中で、久しぶりに家族以外と日本語が話せた時のあの安心感。息子も私も初日の補習校にわくわくしました。

通いだして、同じように異国の地で頑張っているお友達を間近にみて、息子も精神面で随分と助けられました。

そしていい意味でライバル意識をもって取り組んでくれました。先生方も授業数が少ない中で熱心に教えてくださりとても感謝しています。 

(2017年秋 現保護者)

メリカでの2年の滞在中、補習校で1年半お世話になりました。初めの半年間は生活に慣れるだけで精一杯かと自宅学習にしていたのですが、もっと早く通っていれば良かったと思う程素晴らしい学校でした。

日本らしい授業スタイルに加え、日本以上に日本らしい行事の数々、Show and Tellなどアメリカ式の良い所も取り組んであったり、先生方の並々ならぬ熱意を感じました。

幼稚部の次男にはひたすら楽しい場であったのに比べ、小学部の長男には時に宿題が負担に感じられた事もあったようですが、クラスメイト会いたさで頑張れたようです。自宅学習だけではどうしてもモチベーションを維持できず、補習校の存在なしには帰国後の日本の授業にとてもついていけなかったと思います。親子共に補習校での素晴らしい出会いに心から感謝しています。 

(過去の保護者:在校期間2015-2017)

習校に通い始めてもうすぐ三年。そうとは思えないほどあっという間の三年だった。初めての補習校にドキドキしていた朝がつい最近のことのように感じる。

そんな補習校は、三年前から私の中で大きな支えとなってきた。現地校で英語がしゃべれず落ち込んでいた時、毎週日曜日に補習校で日本の友達に会うと、心がすっきりし、また月曜日からがんばれた。アメリカの友達ができてからも、週に一度だけ会える友達と一緒に勉強するのが楽しかった。 でも時々、土曜日と日曜日が休みのアメリカの友達をうらやましく思った。補習校に通っていると、土日の「休み」を使って、山のような宿題を終わらせ、新しいことを習わなければいけないからだ。それに加えて、やっとその週が終了したかと思うと、次は現地校が始まるという悲劇の繰り返しで「もう補習校やめたいー。」なんてことを思ったりもした。

そんなことがあろうとも、やっぱり補習校は私にとって特別な存在にある。今こうしてアメリカに住んでいる中で、日本の文化に触れることができるのも補習校に通っているからだ。それだけでなく、補習校、たった週に一度だけ、というのにもかかわらず、運動会やバザー、書初めなどの行事もあり、楽しい場所でもある。

そんな、日本の学校やアメリカの学校とはまた違った補習校は、私にとって無くてはならない場所なのだ。

「私にとっての補習校」中2 松田 結愛 (週刊NY生活‘ことばの泉’2015年10月10日号に掲載されました。)

学部低学年の娘2人がお世話になりました。1年半と短い期間でしたが、子供達も私も、補習校でのイベントやお友達との交友をとても楽しませていただきました。来米当初、現地校やこちらでの生活にとまどいも多い中、補習校の体験入学をしました。たくさんの日本語を話すお友達と、日本と同じような授業体系の下で学んだり遊んだりできることが楽しかったようで、週末の日曜が減ってしまうのにも大きな不平はでず、入学を決めました。日本より派遣された校長先生のご指導のもと、先生方は少ない日数を駆使して日本で教えられているのと同じ内容の算数、国語の授業をしてくださいました。子供たちは勉強についていくのがやっとという感じでしたが、日本に戻ってからの勉強に大変助かっていると思います。下の娘は帰国後初めて日本の小学校に通うことになりますが、日本と同じような朝会や授業開始前後のあいさつなど、現地校にはない日本ならではの習慣にも、なんの違和感もなくなじめることと思います。補習校のよさは、勉強の面だけでなく、お友達との日本語でのコミュニケーション、日本ならではの習慣を知れることも大きいと思います。私たちは、ピッツバーグ補習校に通ったことで、より充実した米国生活を楽しむことができたと思います。

(2015年夏、保護者より)

2006年から2014年のピッツバーグ赴任中に、長男は年中から中学2年生まで(約8年間)、次男は年中から小学校3年生まで(約5年間)、補習校に通わせていただきました。 年間授業日数は、36日前後と限られていますが、国語と算数を中心に効率よく授業をすすめていただいたおかげで、日本に戻ってからも特に日本の授業に遅れがなくついていけています。 先生方は日本の文科省から派遣された校長先生のご指導により教育を受けており、生徒への指導は適切だったと思います。 運動会、書き初め、バザーなど年間を通じた行事も充実しており、子供達に日本のよい伝統を伝えられたと思っています。 学校の運営は保護者が中心なので苦労も多かったですが、子供達の成長を実感しながら自分も一緒に学べたと思っており、よい思い出となっています。 美しい校舎と青い広大な芝と緑に囲まれた学校の施設はこれ以上望めないほどの素晴らしさです。

(過去の保護者:在校期間2006−14)

が家はピッツバーグに8年滞在し、本帰国して約3年が経ちました。

補習校には、長男が年長から中2まで、次男が年中から小3までお世話になりました。

現地校と補習校の両立は大変な時もありましたが、日本の教科書、指導要領に基づいた授業のおかげで、帰国後も日本の学校の授業で困ることはありませんでした。

勉強面以外で補習校で良かったことは、親子ともに、学年を超えて様々な方と知り合えたことです。

補習校には幼稚部から高等部まで様々な学年の子どもとその保護者がいます。息子達は、お昼休みや放課後、他の学年の子ども達と一緒に楽しく遊んでいました。日本では、同じ学年の子と遊ぶことがほとんどなので、このように年上や年下の子と一緒に遊べる環境はとても良かったと思います。

また、保護者としてもいろいろな方と情報交換できたことは、本当に助けられました。

同じように補習校に通われている方でも、一人一人状況が違います。何年間滞在しているか、何歳から何歳まで滞在しているのか、周りに日本人がいるところに住んでいるのかどうか、などによって、日本語力、英語力がまったく異なってきますし、親子がかかえる悩みも異なってきます。また、学年が上がるにつれて、その悩みも少しずつ変わっていきます。

帰国後についても、帰国時の学年や、帰国後どのような学校に通うかによって、適応の仕方や悩み、その後の進路がかなり違ってきます。

我が家の長男・次男の場合も、8年間滞在したことは同じですが、中2と小3の帰国で、渡米当時の年齢も違います。そうすると、長男と次男では、帰国時の英語力と日本語力のバランスが違いましたし、帰国後の学校への適応の状況なども、かなり違いました。また、学校選びやそのために必要な情報も全く異なってきます。

そのような状況の中、補習校には、様々な状況の保護者の方がいらっしゃったので、少し上の学年の方、少し前に帰国された人、自分の子どもと同じような学年・滞在年数で帰国された人のお話は本当に参考になりました。そのようなお話は、子どもの帰国後の学校選びや、その後の進路選択に今でも役立っています。

また、この夏、次男の学年の保護者で企画して、補習校同窓会を行いました。すでに本帰国されているご家族と、ピッツバーグから一時帰国されているご家族え日本で久しぶりに集まりました。最初は恥ずかしそうにしていた子供たちも、すぐに打ち解け、以前のように楽しく過ごしていました。何年振りかに会うご家族もいましたが、保護者どうしも、近況報告や日本・アメリカそれぞれの学校生活のこと、今後の進路などについて情報交換し、楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

慣れない海外生活で、不安なことや、勉強や学校に関する悩みは尽きないと思います。そして一つ悩みが解決すると、また次の段階の新たな悩みが出てきます。そのようなときに、少し上の学年の保護者の方、長く滞在されている保護者の方のお話は、本当に参考になり、助けられます。そのような方とお知り合いになれて、帰国後も繋がっていられることも補習校の大きな魅力の一つだと思います。

 (過去の保護者:在校期間 2006-2014)

ッツバーグに来て半年、補習校幼稚部に入学し、他州への引っ越しまでの2年間日本語を学びました。

現地の幼稚園で緊張感漂う中通っていた娘にとって、日本人の先生のもとお友達と一週間に一度顔を合わせることは、安心の源となっていました。

また、日本の季節を感じられる鯉のぼり、運動会、お餅つき、手遊びなどを学校でみんなと体験しながら学べ、補習校での娘は毎回生き生きした表情でした。家庭だけでは伝えきれない、日本の文化を学校を通して学ぶ機会でした。少人数の為、先生、保護者、生徒同士が皆のことをよく理解しアットホームな授業でしたし、学校全体での朝礼発表なども全員に発表の機会がまわってくるのも良い経験となっていました。

ピッツバーグから他州、今年夏に帰国した今も、補習校での学びや経験は日本語の基礎の形成はもちろん、幼少期の心の豊かさに影響したのではと思っています。日本語を話す、安心できる場であったと感謝をしています。

普段は日本人と顔を合わす機会がなかった私自身も、保護者の方と話すことで気分転換となり貴重な繋がりや経験となりました。 

(2013-2015年 幼稚部在籍の保護者) 

人にとっては3年間と言うのは短い期間だけど、子供にとっては言語を習得するのに大事な年齢だと思い、また、同じ学年の子供と一緒に勉強する方が楽しく学べると考えた。友達と学べる。渡米直後は現地校でまだ英語がよく分からないので、週一回だけでも日本語で話せて安心感できた。通信教育は次第に提出期限を守れなくなってしまったが、補習校は次までに宿題を終わらせなければならないと子ども自身が自覚を持つのが良かった。日本語をきちんと身につけられ、「通っている時は漢字の宿題が大変で辛かったけど、補習校に行ってたから日本語の読み書きがきちんとできた。補習校に行って良かった。」と子供が感じている。

(過去の保護者:在校期間2010−12)

は高校2年から卒業までピッツバーグ日本語補習校にお世話になりました。高校2年生で初めて海外の高校に通うことになった私にとって、言葉の壁はあまりにも厚く、外国人として歓迎してもらえると思っていた期待とのギャップに、つらい毎日でした。そういう状況において、日本人の先生、生徒と一緒に勉強し、遊び、そして悩みを共有することで、つらさを克服することが出来ました。また私は帰国子女として、日本の大学受験を考えていたので、通常の授業に加え、大学受験対策として小論文の指導を頂いたことは有益でした。最後に運動会やバザー、日本ならではの行事も大きな特徴です。当日は大変盛り上がり、今では良い思い出になっています。通学時間も含めると、毎週日曜日のほとんどを補習校で過ごすことになり、時間的な負担は決して小さなものではありませんでしたが、それを補って得るものがあったと思います。一度体験だけでもされてみることをお勧めします。

(2011年度卒業生:在校期間2年)

ッツバーグ補習校には10年間の間に子供達3人がお世話になりました。子供達は学年が上がるにつれ、現地校の活動やスポーツで忙しくなってきましたが、毎週日曜日に補習校に行くのを楽しみに頑張っていたようです。昼休みには先生、友達と丸テーブルを囲んで和気藹々とお弁当を食べ、その後友達と体育館で過ごし、1日の授業が終わった後もまた友達と校庭や近くの公園で過ごしていました。

授業についてですが、1クラスあたりの規模があまり大きくなかったのと、先生方にも恵まれていたこともあり、質が良く内容の濃い授業だったと思います。宿題は授業日に一週間分もらい、毎日少しずつやりながら授業についていけるようになってました。授業前に体育館で行われる朝会では、先生方から授業とは違う面白いお話を毎週伺うこともでき、子供達だけではなく、保護者にとっても有意義だったと思います。

また補習校に通っている間は、図書室にある数千冊の本を子供も保護者も借りることができましたので、毎週読む本に事欠くことがありませんでした。

ピッツバーグを離れましたが、ピッツバーグ補習校で過ごした時間は子供達にとって大きな宝であったと思います。親子共々良い思い出ができ、とても感謝しております。 

(過去保護者)